技術情報

鋼板の板厚

中国の制御盤用として標準的に使用される鋼板の板厚は、1.0、1.2、1.5、2.0、2.5、3.0、3.5、4.0mm等です
日本の 1.6t は 1.5 tに、2.3t は 2.5t、3.2t は 3.0t に置き換えて使用しています。
アングル材(L型)の規格は日本と同じですが品質の悪いものもありますので注意が必要です。
C型鋼は48x100が一般的で50x100は入手しずらいので注意が必要です

2019年09月14日

中国の電源状況

中国では電源は4線式で供給され、3相380Vと各相・中性線間で単相220Vがとれます。中性線は接地されていますが中性線が浮いてしまうと単相220V回路に過電圧がかかってしまい機器を破損する恐れがあるので注意が必要です。また中性線を利用して単相220Vを使用する回路の主電源に漏電ブレーカを使用する場合は4線式を使用しないと漏電検出で飛んでしまいます。電源周波数は50Hzです。3相定格電圧は380Vですが途中での電圧降下を考慮してトランスの2次側付近では440Vくらい出ているケースも多く見受けられます。単相100V用機器は入手しづらいので制御回路はDC24Vとするケースがほとんどです。家庭のコンセントは複数の規格に対応できる形のものが多いので、ノートパソコン等は日本のプラグで使用可能です。ただし電圧は220Vなので一部対応していない機器を接続すると壊れます。ドライヤー等は海外対応品以外は多分壊れます。(女性の方のホットカーラー注意してください)

2019年09月14日

盤内使用電線について

中国で一般的に使用される電線の太さは以下です。1.5sq - 2.5sq - 2.5sq - 4sq - 6sq - 10sq - 16sq - 25sq - 50sq1.25sqは2.5sqに、2sqは2.5sqに、日本より太めの電線に置換えて使用しています。日本向けにはJIS規格電線も入手可能ですがコストの問題で、UL規格電線を使用しています。

2019年09月14日

中国での制御機器の入手状況

三菱電機、富士電機、オムロン、安川電機等の大手メーカーの制御機器はほとんど入手可能です。納期は中国に在庫のあるものは2~3日、日本在庫のものは2週間程度です。Profaceを含むシュナイダー製品、Patlite、M-System製品も入手しやすく、シーメンス、AB、ABB、Rockwell等の欧米メーカーの製品も入手可能です。ミスミさんは、ほぼ日本と同じ品揃えで最短翌日配送、キーエンスさんも日本と同じ営業スタイルで頑張っています。

2019年09月14日